【感想】『運転者』/喜多川泰

小説

『運転者 未来を変える過去からの使者』

はじめずっと『運転手』だと思ってて読み終わったあとに『運転者』ってことに気づきましたね。

喜多川泰さんの作品は読むのはじめてでしたが、とても読みやすい文体で情景がスラスラ入ってきました。

もともと教育者を目指されていたみたいで学習塾で授業の前の時間を使って人生教訓を教えていたところ、塾生にそれらの話を本にまとめてはどうかと言われて本業の傍ら作家デビューされたみたいです。

本作のような人生教訓を小説にして伝わりやすくした著作が多くなっています。

今回はそんな喜多川泰さんの『運転者』という小説について感想を書いていきます。

【感想】『運転者』/喜多川泰

あらすじ

担当顧客に大量解約され、娘は不登校になった冴えない保険の営業マンの主人公の元に1台のタクシーが現れる。

そのタクシーの「運転手」は乗せた乗客の「運」を「好転」させてくれる不思議なタクシー。

「運」を「好転」させるのは一筋縄ではいかない。

イライラを募らせる主人公。

しかし、次第にタクシーの運転手の言葉に突き動かされていく。

おすすめポイント

  • 人生で大事なことが学べる
  • 自己啓発ってちょっと苦手って人にもおすすめ
  • 小説として読んでも面白い

人生教訓を教えるのを目的として書かれた小説なので、人生を生きる上で大切なことが学べます。

「上機嫌の時に運の好転を捕らえるアンテナが最大になる」

「運は【悪い】【良い】で考えるのではなく【貯める】【使う】で考える。運を使って人生を好転させようと思ったらまず、貯めないといけない」

など

運やプラス思考についての人生をよりよくする考え方を物語を通して、学ぶことが出来ます。

また、小説としても面白く自己啓発本のような堅苦しい感じはなく、面白い小説を読んでいたら、自然と人生教訓が身についていきます。

まとめ

小説の物語を通して人生教訓を学べる。

なんか最近、運が悪いな、何をやってもうまくいかないなとモヤモヤしてる人に読んでほしい作品になっています。

小説を読んでるのに「なるほど~」って思うことがいっぱいあってちょっと不思議な気持ちになりました。

他にもこのような作品を手掛けられているようなのでまた、他作品も読んでみたいと思いました。

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