映像化で話題になった『ぼぎわんが来る』の次回作。『ぼぎわんが来る』の方は映像化で話題になっていた時期に映画と合わせて読んでいたのですが、次作のこの『ずうのめの人形』ずっと未読のままでした。
そもそも『ぼぎわんが来る』の続編ってずっと知りませんでした。
作者の澤村伊智さんがTwitterで「比嘉姉妹シリーズ」の刊行状況を呟いていたのを拝見してしりました。
『ぼぎわんが、来る』から始まる比嘉姉妹シリーズ既刊の刊行状況はこんな感じ(画像参照)です。参考にどうぞ。https://t.co/3jKlhif5A9 pic.twitter.com/YtvDpaYYUw
— 澤村伊智 (@ichisawamura) May 24, 2023
さて今回はそんなこんなにも沢山のシリーズが刊行されている「比嘉姉妹シリーズ」の第2作目
『ずうのめの人形』についての感想をご紹介させていただきます。
『ずうのめの人形』/澤村伊智
皆さんは作家読みはしますか?
気に入った作家さんが出来るとその作家さんの作品を年代順に読みたくなってしまうたちなので、
最近は専ら澤村さんの作品をどんどん読んでいます。
今回はそんな澤村伊智さんの比嘉姉妹シリーズ『ずうのめの人形』の感想を書いていきます
あらすじ
比嘉姉妹シリーズの第2作目
オカルト雑誌で働く藤間が受け取ったとある原稿を読み進めていくと作中に登場する人形が現実にも表れ、その人形を見た人たちは次々と不審な死をとげる
迫りくるタイムリミットの中、野崎と比嘉真琴の協力を得て「ずうのめの人形」の謎に迫っていく
こんな人におすすめ
- 『ぼぎわんが来る』を読んだ人
- 『ぼぎわんが来る』読んでないを人
- 枕元に日本人形を置いていない人
『ぼぎわんが来る』を読んでいない人でも、1冊の長編として完結しており、『ぼぎわんが来る』の重大なネタバレもないので安心して読めます。
寝るときに目が合う位置に日本人形があると怖くて眠れなくなる可能性があるのであまりおすすめはしません。
注目ポイント
- 一息に読むことで面白さ倍増
- 迫りくる人形の恐怖を味わえる
- 怪異の謎とき
物語の前中盤に多数の伏線が散らばめられているので、短期間で一気に読むと、この本の面白さをより楽しむことが出来ます。
私は他の本と併読してダラダラ読んだせいでちょっと損な読み方をしてしまいました。
原稿を読んだものの前に現れる人形の怪異。自らの死が徐々に迫ってくる恐怖を味わうことが出来ます
怪異を退治するために怪異の原因を突き止めていく謎解きの要素もあり、恐怖しつつもパズルのピースが1つ1つ埋まっていく快感を得られる作品になっています。
まとめ
この本1冊で話が完結しているので、前作を読んだ人でも読んでいない人でも楽しめる内容になっています。
短期間で一気に読むのがおすすめ
謎解き要素もあり
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