ミステリー用語集
見立て殺人
童謡や言い伝えなどになぞられて行われる殺人。現場や死体などが犯人によって装飾を施されたりする。代表的な作品にアガサクリスティーの『そして誰もいなくなった』、『ABC殺人事件』などがあります。
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顔のない死体
「顔のない死体」とは、被害者の遺体が発見された際に、顔が判別できない状態であることを指します。一般的には、被害者の顔が何らかの手段で損傷されたり、隠されたりしている状況を指します。
この用語はミステリー作品において、犯罪の重要な要素やトリックの一部として使用されることがあります。顔のない死体は、犯人が被害者を特定されないようにするために意図的に作り出したり、あるいは事件の舞台となる謎の要素として登場したりすることがあります。
代表作:クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い(西尾維新)首無の如き祟るもの(三田津信三)
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燻製ニシンの虚偽
燻製ニシンの虚偽とは、情報や話の中で意図的に誤った情報を提供することを指し、その情報に意識を誘導させ、探偵や読者に重要な事柄から注意をそらさせる手法のことを言います。
また、似た用途の言葉として読者の先入観を利用してミスリードを誘う「叙述トリック」があります。
どちらもミステリ作品において読者を楽しませてくれる技法になっています。
ミスリードに引っかかっても、看破しても面白く読めてしまうのがミステリの良さの一つだと思っているので、ぜひ次のミステリを読むときはこれらの技法を意識してミスリードに引っかからないようにミステリを読んでみてはいかがでしょうか。
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