歌野晶午とは
日本の推理作家。デビュー作の『長い家の殺人』からはじまる名探偵・信濃譲二シリーズや
姪の舞田ひとみのひょんな言動から事件を解決に導いていく舞田ひとみシリーズなどの作品がある。
今回はその中でも個人的におすすめな作品を3選紹介します。
歌野晶午おすすめ3選
『葉桜の季節に君を想うということ』
歌野晶午の代名詞的作品。第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞受賞。
圧倒的徹夜本 「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎を主人公と
する本作ははじめの1文から最後の1文までを一気に読むことをお勧めします。
多くは語りませんのでただ読んでほしい作品になっています。
本作に限った話ではないですが歌野晶午さんの作品は多分にネタバレ大厳禁な作品が多いのでなかなか紹介するのが難しいです。
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『密室殺人ゲーム王手飛車取り』
〈頭狂人〉〈044APD〉〈aXe〉〈ザンギャ君〉〈伴道全教授〉の5人がネット上で集まって
一人が出題者になり実際に自らが起こした殺人のトリックを推理させる。
10年以上前に書かれたとは思えない設定。ミッシングリンクやアリバイトリック。
ミステリの要素をふんだんに取り入れた作品。
続編にあたる作品に『密室殺人ゲーム2.0』、『密室殺人ゲーム・マニアックス』がありますが、個人 的には1作目の『密室殺人ゲーム王手飛車取り』が一番のおすすめです。
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『ずっとあなたが好きでした』
歌野晶午流恋愛短編小説集。一見普通の恋愛短編集のようだが、どの短編も最後に
ふと心地いい違和感を覚える。普通の恋愛小説に飽きたらぜひ手に取ってほしい。
ミステリの風味もあり恋愛小説に若干苦手意識がある人でも存分に楽しめる作品。
歌野晶午×恋愛小説×ミステリ 一味違った読書体験ができる作品になっています。
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